免責証書と示談書

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免責証書と示談書

免責証書とは

交通事故が発生したのちには加害者が被害者に対して、被害相当額の賠償を行うことが必要です。
この賠償額の算定においては、それぞれの事故の状況を専門家などが分析したうえで決定することが基本となります。
どちらに過失があり、その過失が事故の発生原因のどれくらいを占めているのかということを判断したうえで、加害者は被害者に対して賠償を行うのです。

しかし、中には明らかに加害者にだけ原因があるというようなケースも存在しています。
例えば夜間の運転で、加害者が無灯火で走行中に青信号の道路を渡っていた歩行者と衝突したというような場合には、明らかに加害者にのみ責任があるでしょう。

 

さて、こうした場合において加害者側と被害者側が相互に交渉を行い、裁判などによってではなく交渉によって決着がついたというような場合には、それを証明する証明書を作成することとなります。
そこで使用されるのが「免責証書」です。

 

免責証書には事故の解決方法が記されており、ほとんどの場合は「事故の発生日時」と「発生場所」、「当事者と加害者それぞれのが持つ、事故を特定するための情報」、そして「賠償金として支払う金額とその振込先」などが記載されることとなります。

 

そして最後には「支払いが完了した時点で、被害者は加害者に対する請求権を放棄し、異議の申し立てをしない」という内容が盛り込まれており、これに被害者がサインと捺印をしたのであれば、あとは加害者が被害者に賠償金の支払いをすれば、問題が解決するということになるのです。

免責証書と示談書

こうした免責証書と同様、示談によって問題が解決したということを示す証書としては「示談書」もありますが、実際のところ、これら二つはほとんど同一のものです。
ただ示談書と異なるのが「免責証書は加害者側の損害に触れていない」ということと「免責証書の場合は被害者の身の署名捺印で効力が発揮される」という部分です。
どちらの書類を用いるかについてはそれぞれの人が契約している保険会社や、弁護士などの指示に従って決定するのが無難でしょう。