後遺障害等級

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後遺障害等級とは

後遺障害等級

交通事故などが発生し、不幸にも人が事故に巻き込まれてしまい被害者になったというような場合には「後遺障害」が発生することがあります。
こうした後遺障害が発生してしまった場合にはその人の人生には大きな影響が出ることとなるでしょう。
そうした場合において、後遺障害の程度を決定するために存在するのが「後遺障害等級」です。
それではそもそもこの後遺障害等級とはどういったものなのでしょうか。

後遺症と後遺障害

ここで最初にしっかり理解しておきたいのが、「後遺症」と「後遺障害」は別のものであるということです。

 

まず後遺症は、
「事故直後の症状が治癒した後も残ってしまった機能障害および神経症状」
のことです。
後遺症として認められるにはこの定義さえ満たせばほぼ問題はありません。

 

ですがこれに対して後遺障害の場合は、
「交通事故によって発生した精神的・肉体的な障害が将来においても回復が見込めない」ことと「交通事故によって発生した因果関係が証明できること」
がまず必要になります。

 

これらに加えて
「その存在が医学的に認められるもの」、
「労働能力の喪失を伴うもの」、
そして「程度が自賠責施工令の等級に該当するもの」
として定義されており、これらを満たして初めて「後遺障害」とされ、この程度を決定するものが「後遺障害等級」となるのです。

後遺障害等級がなぜ重要なのか

では次に「なぜ後遺障害等級を認定する必要があるのか」という理由についてですが、これは「交通事故による損害賠償額の決定のために必要である」として説明することができます。

 

例えば、交通事故の損害賠償の際には、本来得られるべきであった利益が受けられなくなったという「逸失利益」を算定することが必要になりますが、この逸失利益の算定の際には、その事故によってどれくらいの労働能力を喪失したかということを判定するための「労働能力喪失率」を決定する必要があります。

 

そしてこの「労働能力喪失率」は後遺障害等級によって割合が大きく異なり、1〜3級の場合には100%、5級の場合には79%、7級の場合には56%など、明確な規定があります。

 

さらに言えば「後遺障害慰謝料」についても、1級認定者には2800万円、2級認定者には2000万円、3級認定者には1700万円として規定がありますから、事故によって後遺障害が発生した場合には、後遺障害等級の決定が必須となってくるのです。"

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