経済的全損とレッドブック

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経済的全損とレッドブック

経済的全損とは

事故を起こして車が故障した時には、修理依頼をすることがあるでしょうが、この時に「経済的全損」という言葉が使われる場合があります。

 

この言葉は、車同士が事故を起こした時の相手もしくは自分が加入する保険会社とのやり取りの際に、よく使われます。

修理をすれば車が直るというのに、どうして全損という言葉が使われるかというと、法律上でそのような解釈があるからです。

 

法律上での経済的全損というのは、車を修理に出す場合に修理にかかる費用が、その車の時価額に加え買い換える費用よりも高い場合に用いられる言葉です。

 

ちなみにこれとは対照的に、車を修理したとしても元のようには戻らないほどひどく破損している場合には、物理的全損と呼ばれます。

レッドブック

時価額というのは「レッドブック」をもとにした金額になります。

 

レッドブックはオートガイドという会社から発行されている月刊誌で、現在の車の取引価格を年代別に掲載した、取引における標準的な価値を示す役割を担っているものになります。

 

中古車販売店や保険会社が、このレッドブックを参考に計算を行っていることでも有名です。

 

しかし、全ての車の情報がレッドブックに掲載されているとは限らず、日本自動車査定協会のイエローブックやシルバーブックをもとにする場合もあります。

 

レッドブックと経済的全損の例

 

例として、相手側の誤った運転のせいで自分の車が壊されてしまった時、修理依頼のできる業者に見積もりを依頼したところ100万円であったとします。
その100万円を相手側に請求した時に、相手の保険会社がそれ以下の金額しか支払えないというパターンでは、経済的全損を保険会社が適用している可能性があります。

 

つまり保険会社の算出の結果、壊された車は修理するよりも、壊された車の時価額や買い替え費用の合計の方が安く済むという結論に達しているということです。

 

このような事態を考えれば、古い車に乗っているほど、事故を起こした時の補償額が安くなる可能性があります